歯医者が教える“絶対にやってはいけない歯磨き”3選!
- 2025年7月11日
- 未分類
こんにちは😌🐾
麻布デンティスト歯科・口腔外科です。
毎日何気なく行っている「歯磨き」。実は、正しいと思っていた習慣の中に、歯や歯ぐきを傷めてしまう
要因が潜んでいることがあります。
今回は、歯科医の立場から「これはやめてほしい!」という歯磨きのNG習慣を3つ、ご紹介いたします。
① 歯ブラシでゴシゴシと力強く磨いてしまう
「しっかり力を入れて磨かないと汚れが落ちない」と思っていませんか?
実はこれが、歯や歯ぐきにダメージを与える大きな原因となります。
強い力で磨くことで、歯ぐきが傷ついたり、歯の表面のエナメル質が削られてしまったりすることがあります。
特に、知覚過敏の原因にもなりやすいのです。
🔹理想的な磨き方
-
毛先が軽くしなる程度の力で
-
小刻みに、優しく動かすのがポイントです
歯ブラシは“こする道具”ではなく“汚れを払う道具”と考えるとイメージしやすいかもしれません。
② 歯磨き粉をたっぷり使いすぎる
テレビCMのように、歯ブラシにたっぷりと歯磨き粉を乗せていませんか?
実は、歯磨き粉の使いすぎもおすすめできません。
泡立ちが多くなると、「きちんと磨けている気分」になりやすく、実際には磨き残しが出やすくなってしまうのです。
さらに、すぐにうがいしたくなるため、せっかくのフッ素が十分に歯に留まらないことも。
🔹適量の目安
-
大人の場合、小豆1粒ほど(子どもならもっと少なめでOK)
-
少ない量でも、効果は十分あります。フッ素を長く口内にとどめることが大切です。
③ 歯磨き後に、何度もうがいをしてしまう
「磨き終わったらすぐ、口をゆすぐ」
この習慣も、実は見直していただきたいポイントです。
フッ素入りの歯磨き粉を使用している場合、すぐに何度もうがいをしてしまうと、歯にフッ素が残らず、
むし歯予防の効果が弱まってしまいます。
🔹理想的なうがい方法
-
歯磨き後は、少量(15~20ml程度)の水で1回だけ、軽くゆすぐのがベストです。
「少し口の中に歯磨き粉の成分が残っている」くらいが、実は理想的な状態なのです。
まとめ:今日から始める“やさしい歯磨き習慣”
今回ご紹介したNG習慣3つを、改めて振り返ってみましょう。
-
歯ブラシでゴシゴシ強くこすらない
-
歯磨き粉は適量(小豆1粒分)を
-
磨いた後のうがいは1回、少量の水で軽めに
どれもすぐに実践できる内容ばかりです。
毎日のちょっとした意識の積み重ねが、将来の健康な歯を守ってくれます。
「なんとなくやっていた習慣」を、ぜひ今日から見直してみてくださいね。