なぜ虫歯が再発するの?治療後に気をつけるべき習慣
- 2025年9月4日
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こんにちは🌟
麻布デンティスト歯科・口腔外科です❤️
「この前治療した歯、また虫歯になってる…」と聞くとショックですよね。
実は、虫歯は一度削って詰めても「元通りの天然の歯」には戻りません。
治療後の歯は、以前よりも再発リスクが高くなっています。
ここでは、虫歯が再発してしまう主な理由と、治療後に意識すべき習慣について詳しくお話します。
■ 虫歯が再発する主な原因
1. 詰め物・被せ物の劣化
歯科用接着剤は経年劣化します。数年経つと、肉眼では見えないレベルの隙間ができ、そこから細菌が侵入します。
これが「二次虫歯(再発虫歯)」の最も多い原因です。
2. 磨き残しによるプラークの蓄積
特に詰め物の境目や奥歯の噛む面は汚れがたまりやすく、歯ブラシだけでは落としきれません。
フロスや歯間ブラシを併用しないと、再発リスクは大きくなります。
3. 甘いもの・間食の頻度
糖質を含む食品や飲料を頻繁に摂ると、口内のpHが酸性の時間が長くなり、歯が溶けやすくなります。
時間を決めて食べる方が予防になります。
4. 噛み合わせや歯並びの影響
歯が重なっている部分や噛み合わせが強い部分は、磨きにくかったり詰め物が欠けやすかったりします。
そうした場所は虫歯が再発しやすい傾向があります。
5. 唾液の量や質の低下
唾液には、虫歯の原因となる酸を中和する働きがあります。加齢、薬の副作用、口呼吸などで唾液量が減ると、
虫歯リスクが急上昇します。
■ 治療後に気をつけたい習慣
1. 正しいブラッシングの徹底
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詰め物や被せ物の境目をなぞるように磨く
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フロスや歯間ブラシを毎日使う
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力を入れすぎず、毛先を細かく動かす
2. 定期検診での早期発見
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詰め物の劣化や隙間は自分では見えません
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3〜6か月に1回のチェックで、小さな虫歯を早期治療
3. 食生活の見直し
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間食は1日1〜2回まで
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甘い飲み物(ジュース・缶コーヒー・スポーツドリンク)は習慣にしない
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食後は水やお茶で軽くすすぐ
4. 唾液を増やす工夫
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よく噛む(ガム・するめ・野菜スティックなど)
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キシリトール100%ガムを活用
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水分をこまめにとる
■ 再発を防ぐために
虫歯治療は「スタート地点」です。治療後のケアこそが、再発を防ぎ、歯を長く守るカギになります。
特に二次虫歯は進行してから気づくことが多く、発見時には神経まで達していることも珍しくありません。
「治したから安心」ではなく、
「治したからこそケアを徹底する」
この意識がとても大切です。
「同じ歯を何度も削りたくない」という方は、ぜひ定期検診にお越しください。