虫歯はなぜ再発するの?歯を削って詰めたのに・・・
- 2025年12月11日
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こんにちは❤️
麻布デンティスト歯科・口腔外科です😺🌟
小春日和のあたたかな日差しが心地よい季節となりました。
年末に向けて忙しくなる前に、お口の健康チェックをしておくのがおすすめです。
「せっかく治療したはずの虫歯が、また同じところにできてしまった…」
そんな経験はありませんか?
実は 虫歯は治療すれば“完全に元に戻る”わけではありません。
治療後も、ケアや環境によっては再発する可能性があります。
今日は 虫歯が再発する理由 を分かりやすくお伝えします。
🔹 そもそも虫歯は「感染症」
虫歯は ミュータンス菌を中心とした細菌による感染症 です。
細菌が歯の表面にくっつき、糖をエサに酸をつくり、その酸が歯を溶かします。
つまり、細菌がいなくならない限り、リスクはずっと続く のです。
🔹 再発の理由① 詰め物や被せ物と歯の「わずかな隙間」
詰め物・被せ物は、天然の歯ではありません。
どれだけ精密に作られていても、歯との境目にはわずかな段差が生まれます。
その境目に プラーク(細菌のかたまり) が付きやすく、
そこから再び虫歯が発生してしまうことがあります。
🔹 再発の理由② 歯を削った場所はもともと弱い
虫歯治療で削った部分は、天然の強いエナメル質が減っている状態です。
そのため、治療した場所は 元の歯よりも虫歯に弱くなりやすい 傾向があります。
🔹 再発の理由③ 毎日のケアが不十分
・歯ブラシが届きにくい
・フロスや歯間ブラシを使っていない
・歯磨きが短い / 強く磨いても汚れが取れていない
こうした場合、細菌が残りやすくなります。
治療した場所は再発しやすい=丁寧なケアがより重要 です。
🔹 再発の理由④ 詰め物・被せ物の劣化
詰め物や被せ物は 永続的なものではありません。
数年〜十数年経つと、少しずつ
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すり減る
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浮いてくる
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接着剤が弱くなる
など、劣化が起こります。
その隙間から細菌が入り込むことで、再び虫歯になることがあります。
🔹 再発を防ぐためにできること
| できること | 内容 |
|---|---|
| 毎日の丁寧な歯磨き | 歯ブラシ+フロス・歯間ブラシが基本 |
| 砂糖を含む間食を控える | 回数が多いほど虫歯リスクが上がります |
| フッ素を使う | 歯を強くし、再石灰化を促します |
| 定期検診・クリーニング | 早期発見・早期治療が可能になります |
| 詰め物のチェック | 劣化や隙間の有無を確認します |
特に定期検診は、再発虫歯を防ぐための一番のポイントです。
少しの変化でも、早めに対処することで大きな治療を避けられます。
✅ まとめ
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虫歯は「治療して終わり」ではなく、その後のケアがとても大切
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詰め物の周りは、虫歯が再発しやすい場所
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毎日のケア+定期検診 が再発予防のカギ
治療したところを長く良い状態で保つために、気になることがあればいつでもご相談ください😊
今のお口の状態に合わせたケアや予防法をご提案いたします。
