ジルコニアVSセラミック ジルコニアの特徴
- 2024年7月4日
- 虫歯治療
こんにちは✨
麻布デンティスト歯科・口腔外科です。
今回はジルコニアVSセラミックというタイトルでお話させていただきます。
ジルコニアとは二酸化ジルコニウム(ZrO2)から作られるセラミック材料で、高い強度と美しさを兼ね備えています。
ハサミや包丁にも利用され長寿命化に貢献している材料です。
ジルコニアとセラミックを比較
強度 ジルコニア>セラミック
見た目(透明度) ジルコニア<セラミック
ジルコニアは天然ダイヤモンドに次ぐ硬さで人工ダイヤモンドと言われており、セラミックの3倍ほどの強度があります。
当院ではオールジルコニアというすべてジルコニアの被せ物とジルコニアの上にセラミックを重ねたジルコニアセラミックの被せ物の2種類ございます。
まずは上記2種類の違いについて詳しくお話しいたします!
オールジルコニアとジルコニアセラミックを比較
強度 オールジルコニア>ジルコニアセラミック
見た目(透明感)オールジルコニア<ジルコニアセラミック
(オールジルコニアも自然な色味を作り出すことは可能です。ただ、天然歯のような透明感を求める場合はセラミックを重ねたジルコニアセラミックがおすすめ)
全てジルコニアでできているオールジルコニアは力が加わりすい奥歯などに使用されることが多く、
ジルコニアセラミックはセラミックを重ねているので天然歯と同じような透明感があり、前歯の治療時におすすめです。
ジルコニアのメリット
・高い強度と耐久性
ジルコニアは非常に硬く、金属よりも強度が高いとされています。そのため、クラウンやブリッジなどの補綴物として使用される際に、長期間にわたって耐久性を保つことができます。強い咀嚼力にも耐えられるため、奥歯にも適しています。
・優れた審美性
ジルコニアセラミックは自然な歯の色に近い仕上がりが可能です。歯の色や形を自然に再現できるため、見た目が気になる方にもおすすめです。(ジルコニア単独は審美性に劣る場合があります)
・生体適合性が高い
ジルコニアは生体適合性が非常に高く、アレルギー反応や炎症を起こすリスクが低いです。金属アレルギーを持つ患者にも安心して使用できます。口腔内での異物感も少なく、快適に使用できる点も魅力です。
・腐食に強い
金属とは異なり、ジルコニアは口腔内の酸やアルカリに対しても耐性があります。このため、腐食や劣化がほとんど起こりません。長期間の使用でも変色や劣化が少なく、美しい状態を保てます。
ジルコニアのデメリット
・加工の難しさ
ジルコニアは非常に硬いため、加工が難しく、専門的な技術と設備が必要です。そのため、治療費が高くなることがあります。また、技術的な難易度が高いため、製作には時間がかかることがあります。
・コストが高い
ジルコニアの素材自体が高価であり、また、加工にも専門的な技術が必要なため、治療費が高額になることがあります。経済的な負担が大きくなる可能性があるため、事前に治療費について確認しておくことが重要です。
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価格
ジルコニアクラウン:税抜き¥120,000+型取り代¥5,000 税込¥137,500
ジルコニアセラミッククラウン(ハイグレード):税抜き¥160,000+型取り代¥5,000 税込¥181,500
オールセラミッククラウン:税抜き¥90,000+型取り代¥5,000 税込¥104,500
ジルコニアに関するご質問などございましたら、お気軽にご相談ください!
スタッフ一同皆様のご来院をお待ちしております。